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地域創生の新モデルか?宮城県丸森町、公式キャラ「ねこがみとうぐいすP」デビュー曲『デザイン』で描く未来

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地方創生・地域情報

宮城県丸森町、公式キャラクター「ねこがみとうぐいすP」がデビュー曲『デザイン』で新たな一歩

2025年12月21日、宮城県丸森町から心温まるニュースが届きました。町の公式キャラクター「ねこがみとうぐいすP」が、待望のデビュー曲『デザイン』と、そのミュージックビデオを本公開したのです。このプロジェクトは、単なるキャラクターソングの発表に留まらず、地域が抱える課題に対し、クリエイティブな「デザイン思考」で挑む、新しい地域創生の形を示しています。

デザイン by ne.ko.ga.mi & Marumori Town

楽曲の制作は、ブランディングや商品開発を手がける株式会社スティーブアスタリスク(Steve inc.)が担当。歌唱にはサウナをきっかけに丸森町と縁が深い清水みさと氏、作曲には音楽家のno.9氏を迎え、そして何よりも丸森町民が一体となって作り上げられました。この共創のプロセスこそが、本プロジェクトの最大の魅力と言えるでしょう。

『デザイン』ミュージックビデオはこちらからご覧いただけます。
ne.ko.ga.mi. – デザイン [Official Video]

公式ホームページもぜひご覧ください。

地域が抱える課題をどう解決したか?「デザイン」思考で未来を創造する丸森町

多くの地方自治体が直面する人口減少や地域活力の低下といった課題に対し、丸森町は「DESIGN NEW MARUMORI つくろう、あたらしい日常を。」という第6次総合計画(2025年〜2034年)の将来像を掲げました。この理念は、「誰かに与えられるまで待つのではなく、自らの手でつくり出そう」という「デザイン」の価値観を大切にしています。

この取り組みの中心には、Steve inc.の代表取締役社長であり、丸森町公式クリエイティブディレクターを務める太田伸志氏の存在があります。太田氏は2023年から役場職員に対し、「論理的思考」と「デザイン思考」を掛け合わせた継続的な研修を実施。これが、まちづくりを本質から考える大きなきっかけとなりました。

DESIGN NEW MARUMORI つくろう、あたらしい日常を。

研修の実践編では、町の隠れた個性や魅力を発掘するキャラクター制作に着手。その結果生まれた2つのキャラクター候補は、町政70年の歴史で初めてとなる「全世代対象の町民投票」にかけられました。園児から高齢者まで、実に1,239票もの投票によって、公式キャラクター「ねこがみとうぐいすP」が誕生したのです。

丸森町公式キャラクター 町民投票

このプロセスは、単にキャラクターを決めるだけでなく、町民一人ひとりが「自分たちの町をどうしたいか」を考え、行動するきっかけとなり、シビックプライドの醸成に大きく貢献しました。

導入事例:町民を巻き込んだ共創が生み出す多大なメリット

「ねこがみとうぐいすP」のデビュー曲『デザイン』のミュージックビデオ(MV)は、丸森町の自然豊かな風景にイラストを重ね合わせ、可能性の広がりを表現しています。このMV制作にも、町民が積極的に参加しました。

例えば、MVに登場するne.ko.ga.mi.を応援する観客のイラストは、丸森町の夏祭り「齋理幻夜」で開催されたワークショップで、参加者が描いたものです。また、宮城県伊具高等学校美術部や丸森町立丸森中学校美術部の生徒たちが背景イラストを手がけるなど、まさに町全体で作り上げた作品と言えるでしょう。

MVシーン:赤い橋とキャラクター

導入後のメリット・デメリット

今回の丸森町の取り組みは、多くのメリットを生み出しています。

    • 地域ブランド力の向上と競争力強化: 公式キャラクターと楽曲は、丸森町の魅力を内外に発信する強力なツールとなります。特に、歴史ある「猫神」信仰を現代的なアイドルキャラクターに昇華させた点は、地域の独自性を際立たせ、他の地域との差別化に繋がります。

    • 町民のシビックプライド醸成: キャラクター投票やMV制作への参加は、町民が「自分たちの町を自分たちの手でつくる」という意識を高め、郷土への誇りを育みます。これは、長期的な視点での地域活性化の基盤となります。

    • 生産性向上とコスト削減: 役場職員へのデザイン思考研修は、職員の課題解決能力や創造性を高め、行政サービスの質の向上や新たな企画立案の効率化に貢献します。また、町民の参加型制作は、外部への制作費を抑えつつ、質の高いコンテンツを生み出すという点で、外注費削減と生産性向上を両立するモデルとなり得ます。

    • 外部人材との連携による新たな視点: 清水みさと氏やno.9氏といった外部の才能とのコラボレーションは、町の魅力を新たな視点で引き出し、より多くの層にアピールする機会を創出します。

    • 多角的な情報発信: キャラクター、楽曲、MV、そしてその制作過程自体が、丸森町の魅力を多角的に伝えるコンテンツとなり、観光誘致やふるさと納税といった経済活動への好影響も期待されます。

一方で、デメリットとしては、

    • 継続的な取り組みの必要性: キャラクターや楽曲は、一度発表して終わりではなく、継続的なプロモーションや活動を通じて、その魅力を維持・向上させていく必要があります。

    • 住民合意形成の難しさ: 全世代参加型のプロジェクトは、多様な意見をまとめる難しさも伴います。今回は成功裏に終わりましたが、常に丁寧なコミュニケーションが求められます。

スタートアップが学べること:地域創生における「共創」と「デザイン思考」

丸森町の事例は、地方自治体だけでなく、新しい価値創造を目指すスタートアップ企業にとっても多くの示唆を与えます。

    • 「共創」の力: 顧客(地域住民)を単なる受け手ではなく、開発プロセスに巻き込む「共創」のアプローチは、顧客エンゲージメントを最大化し、プロダクトへの愛着を深めます。これにより、マーケティングコストの削減にも繋がり、口コミによる自然な広がりが期待できます。
    • 「デザイン思考」の実践: 表面的な課題解決だけでなく、ユーザー(町民)の本質的なニーズや感情に寄り添い、試行錯誤しながら最適な解を見つけ出すデザイン思考は、イノベーション創出の強力なフレームワークです。これは、プロダクト開発から組織文化の構築まで、あらゆる場面で応用可能です。
    • 地域の独自性を強みに: 丸森町が「猫神」という独自の歴史・文化をキャラクターの核としたように、スタートアップも自社の持つユニークな強みや地域の特性を徹底的に掘り下げ、それをプロダクトやサービスに落とし込むことで、他社との圧倒的な差別化を図ることができます。

まとめ:『デザイン』が描く、あたらしい日常の創造

宮城県丸森町が「ねこがみとうぐいすP」のデビュー曲『デザイン』を通じて示したのは、地域が主体となり、住民と共に未来を「デザイン」していくという力強いメッセージです。この取り組みは、クリエイティブの力を活用し、地域住民の心を一つにしながら、持続可能なまちづくりを実現する可能性を秘めています。

丸森町の風景

丸森町の挑戦は、きっと、他の地域にとっても、そして新たな価値創造を目指す企業にとっても、明るい未来へのヒントとなることでしょう。この歌が、丸森町民の「あたらしい日常」を創造する一助となり、長く愛され続けることを願ってやみません。

丸森町公式ウェブサイト
https://www.town.marumori.miyagi.jp/

株式会社スティーブアスタリスク
https://steveinc.jp/

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