24時間365日、顧客に寄り添う「セールスAIエージェント」が誕生
現代社会では、多様なライフスタイルを持つお客様が増え、企業はより柔軟で質の高い顧客対応が求められています。特に不動産投資営業のような専門性が高く、お客様の疑問や不安に寄り添う必要がある分野では、時間や場所に縛られないサポートが重要です。
こうした背景の中、PKSHAグループと株式会社シノケングループは、生成AIアバターを搭載した「セールスAIエージェント」を共同開発し、2026年1月9日よりシノケングループの顧客向けサービスとして提供を開始しました。

この革新的なAIエージェントは、お客様がいつでも気兼ねなく、タイムリーに情報にアクセスできる環境を提供することで、不動産投資営業における新しい顧客体験の創造を目指しています。開発には、PKSHAが独自に展開する「PKSHA AI Agents」で培われた技術とノウハウが惜しみなく活用されています。
顧客の悩みを解決し、営業の生産性を高めるAIの力
シノケングループが直面していたのは、お客様のライフスタイルの多様化による問い合わせ対応の負荷増大と、対応品質の均一化という課題でした。面談の日程調整や質疑応答にお客様の時間を要してしまう現状を改善するため、2025年5月からPKSHAグループとの共同開発に着手し、実証実験を重ねてきました。
「セールスAIエージェント」は、従来の対面やWeb面談に加え、お客様が時間や場所を選ばずに相談できる新たな選択肢を提供します。24時間365日稼働し、会社説明や商品説明を行うこのサービスは、不動産業界において初の試みとなります。
最先端の生成AIとUI/UX設計が融合した「セールスAIエージェント」の特長
このAIエージェントは、PKSHAおよびSapeetの生成AI技術と、エクストーンのUI/UX設計力が融合して誕生しました。シノケングループのWebサイト上で稼働し、アバターが自然な発話と動作で、会社概要や投資商品、不動産投資に関する質問に回答します。
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一人ひとりに合わせた「パーソナライズ対話」
生成AIとリップシンク技術が高度に連携し、アバターによる自然な双方向コミュニケーションを実現しました。お客様の年収、勤務先、投資経験などを踏まえ、個別に最適化された提案が可能です。まるであなただけのパートナーがいるかのように、いつでも何度でも質問できるのが大きな魅力です。 -
35年、累計およそ8,000棟の実績に基づく「独自ナレッジ」を実装
シノケングループが35年以上にわたり培ってきた商談ノウハウ、約8,000棟の販売実績、入居率99.0%(2025年年間平均)を誇る賃貸管理の知見がAIに深く学習されています。これにより、業界特有の表現や言葉の揺れにも対応し、「リスクと対策」「自己資金の目安」「会社員が経営するメリット」など、具体的で信頼性の高い情報を提供できます。 -
視覚的にわかりやすい「マルチモーダル対応」と「アーカイブ機能」
回答はテキストと音声だけでなく、関連資料や解説動画を画面上に提示します。気になった回答は「お気に入り」に登録でき、いつでも振り返りが可能です。この機能により、お客様は商談アポイント設定から実際の営業面談までの期間に、AIエージェントで疑問を解消し、よりスムーズで密度の高い接客体験を得られます。
導入によるメリット・デメリット(考慮すべき点)
導入のメリット
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生産性向上とコスト削減: 24時間365日、AIが一次対応を行うことで、営業担当者の問い合わせ対応負荷が大幅に軽減されます。これにより、営業担当者はより戦略的な業務や、お客様との深い関係構築に注力できるようになり、営業効率と生産性が向上します。人件費や外注費の削減にもつながるでしょう。
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顧客体験の最大化: お客様は自身の都合の良い時間に、気兼ねなく専門的な情報を得られるため、満足度が向上します。パーソナライズされた情報提供は、お客様の不安を解消し、信頼感を醸成する上で非常に効果的です。
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競争力強化: 不動産業界初となる24時間対応のセールスAIエージェントは、他社との差別化を図り、企業の競争力を高める強力なツールとなります。
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データ活用による営業プロセスの高度化: AIとの対話データは貴重な顧客インサイトとなり、今後のサービス改善やマーケティング戦略に活用できます。
導入における考慮すべき点
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初期投資と継続的な最適化: AIシステムの導入には初期費用が発生します。また、AIは導入後も学習を続けるため、質の高い対話データを継続的に提供し、精度を向上させていく運用体制が重要になります。これは長期的な視点での投資と捉えるべきでしょう。
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「人」による最終判断の重要性: AIはあくまで営業支援ツールであり、最終的な契約やお客様の複雑な感情への対応には、やはり人間によるきめ細やかなサポートが不可欠です。AIと人間の最適な協業体制を構築することが、成功の鍵となります。
多角的分析:業界のDX推進とスタートアップが学べること
この取り組みは、単一企業の業務改善に留まらず、不動産業界全体のDXを加速させる可能性を秘めています。深刻な人手不足に悩む建設・不動産業界において、AIエージェントによる業務自動化は、持続可能なビジネスモデルを確立する上で不可欠です。
スタートアップが学べること
スタートアップ企業にとって、この事例は「協業によるイノベーションの創出」と「顧客課題への深い理解に基づくソリューション開発」の重要性を示唆しています。
PKSHAグループはAI技術の専門性を、シノケングループは不動産事業の深いナレッジと顧客課題を提供し、互いの強みを掛け合わせることで、半年という短期間で実用的なサービスを実現しました。自社の技術力だけでなく、業界のリーディングカンパニーとの連携を通じて、市場ニーズに合致したプロダクトを迅速に社会実装するアプローチは、多くのスタートアップにとって学びとなるでしょう。
今後の展望:AIが拓く不動産営業の未来
「セールスAIエージェント」は、今後、実際の対話データを分析し、回答精度と提案機能のさらなる向上を目指します。将来的には、対応範囲を拡大し、契約手続きの一部サポートなどの機能拡張も視野に入れられています。
この取り組みを通じて、PKSHAは不動産業界における「情報の非対称性」を解消し、顧客が安心して投資判断を行える環境を構築することに貢献します。人とAIが協働することで、より高度で効率的な営業プロセスが実現し、顧客体験の最大化、ひいては業界全体の生産性向上につながる未来が期待されます。
まとめ
PKSHAグループとシノケングループが提供を開始した「セールスAIエージェント」は、不動産投資営業のあり方を根本から変える可能性を秘めています。24時間365日お客様に寄り添い、パーソナライズされた情報提供を行うことで、営業の生産性向上、コスト削減、そして何よりお客様の満足度向上に大きく貢献するでしょう。AIと人が手を取り合うことで、より温かく、より効率的な顧客体験が実現する未来は、もうすぐそこまで来ています。この革新的なサービスが、貴社のビジネスに新たな価値をもたらすかもしれません。
関連情報
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株式会社Sapeet: https://sapeet.com/
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株式会社PKSHA Technology: https://www.pkshatech.com/
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PKSHA AI SaaS: https://aisaas.pkshatech.com/
