医療インバウンドの最前線!日本の医療を世界へ届ける新たな一歩
日本が誇る世界最高水準の医療技術とホスピタリティ。しかし、海外からの患者さんを受け入れる「医療インバウンド」の現場では、言語の壁、煩雑な書類手続き、予約・決済の複雑さ、そして複数のエージェントとの調整など、多くの課題が山積しています。これらの課題は、医療機関の業務負担を増大させ、せっかくの素晴らしい医療サービスを届けきれない原因となっていました。
そんな中、株式会社yolidoliと藤田医科大学病院が共同で、これらの悩みを解決する画期的な取り組み「医療インバウンドCRM(Customer Relationship Management)」の実証実験を開始しました。これは、外国人患者さんの自費診療受け入れにおける事前調整から医療データの共有、そして院内外の連携業務までを一体化し、医療DXの新たな基盤を構築することを目指すものです。

医療機関が抱える「インバウンド業務の悩み」をCRMで解消
今回の実証実験(PoC:概念実証)では、藤田医科大学病院の国際医療センター事務部 部長である村上智紀氏の監修のもと、具体的な業務プロセスに焦点を当てています。
解決できる主な課題
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煩雑な事前調整: 来日前の医療情報や必要書類の受領・整理がスムーズになります。
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複数エージェントとの連携: 多くのエージェントが関わる案件をCRM上で一元管理し、進捗を可視化します。
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情報共有の属人化防止: スタッフ間の情報共有が円滑になり、特定の担当者に業務が集中する「属人化」を防ぎます。
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業務の標準化・効率化: 手作業で行っていた多くの業務がシステム上で標準化され、医療機関の生産性向上に繋がります。
株式会社yolidoli 代表取締役の船曳陸斗氏は、「日本の医療機関は世界最高水準の技術とホスピタリティを有しながら、近年、保険診療中心の収益構造により、その持続可能性が課題となっています。私たちは、海外からの患者受け入れを通じて医療機関の新たな収益基盤構築を支援し、日本の優れた医療をより持続可能なものにしていきたいと考えています」と述べています。
藤田医科大学病院 国際医療センター事務部 部長の村上智紀氏は、「当院ではこれまで多くのインバウンド患者を受け入れてきましたが、予約調整や医療情報・書類のやり取り、エージェントとの進捗確認など、業務は煩雑で、メールや表計算ソフトによる手作業での管理が中心でした。そのため、案件が重なると情報把握や引き継ぎに時間を要することもありました。今回、株式会社yolidoli様と実施する実証実験では、これらの課題をCRMで一元管理することで、案件状況を可視化し、現場スタッフの負担軽減につなげたいと考えています」と語っています。
導入後のメリット:生産性向上、コスト削減、そして競争力強化
この医療インバウンドCRMの導入は、医療機関にとって多大なメリットをもたらすことが期待されます。
医療機関にとってのメリット
- 生産性の飛躍的な向上: 業務の一元管理と標準化により、これまで手作業に費やしていた時間と労力を大幅に削減できます。これにより、医療スタッフは本来の医療業務に集中できるようになります。
- コスト削減: 業務効率化は人件費の削減に繋がり、エージェントとの調整にかかる間接的なコストや外注費の削減にも貢献するでしょう。
- 競争力の強化と新たな収益源: 外国人患者の受け入れ体制がスムーズになることで、国際的な医療機関としての評価が高まります。また、自費診療の機会が増えることで、医療機関の新たな収益基盤の確立に繋がります。
- 業務の透明性向上と属人化防止: ダッシュボード機能で受け入れ指標(件数・成約率など)が可視化され、情報共有がスムーズになることで、業務の進捗状況が誰にでもわかりやすくなり、特定の担当者に依存するリスクを減らせます。
患者さんにとってのメリット
- 安心感と満足度の向上: 複雑な手続きが簡素化され、言語の壁もサポートされることで、海外からの患者さんはより安心して日本の医療サービスを受けられるようになります。
今回のPoCは、藤田医科大学病院を対象拠点として、複数エージェントによる案件の同時管理・進捗可視化、院内スタッフによるCRM運用の実用性検証、ダッシュボード機能による受入指標の可視化が検証項目となっています。この実証実験を通じて、日本の医療機関が外国人患者さんをさらにスムーズに受け入れられるようになることが期待されます。

スタートアップが医療DXを牽引する未来
株式会社yolidoliのようなスタートアップが、大手医療機関と連携して特定の課題に特化したDXソリューションを提供する事例は、他のスタートアップにとっても多くの学びがあります。
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ニッチな市場の発見: 医療インバウンドという、ニーズは高いものの課題が多いニッチな市場に焦点を当てています。
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大手との連携: PoCを通じて実用性を検証し、信頼を築きながら市場展開を目指す戦略は、スタートアップが大規模な組織と協業する上で有効なアプローチです。
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社会貢献とビジネスの両立: 日本の医療の持続可能性を高め、同時に海外の患者さんにも貢献するという、社会性と事業性を兼ね備えたビジネスモデルを構築しています。
今後の展望:医療インバウンドの共通基盤へ
今回のPoCで得られた成果をもとに、yolidoliは藤田医科大学病院の羽田クリニックをはじめとする他拠点への展開を検討しています。さらに、国内の他の医療機関との共同PoCや、旅行会社・自治体との連携強化を通じて、医療インバウンド業務の標準化・共通基盤化を進めていく予定です。これは、日本の医療がより開かれ、グローバルな存在となるための重要な一歩と言えるでしょう。
医療インバウンド市場は今後も拡大が予想されます。この実証実験が成功すれば、日本の医療機関はこれまで以上に効率的に外国人患者さんを受け入れられるようになり、日本の医療技術とホスピタリティが世界中に広まるきっかけとなるでしょう。医療DXの波は、日本の医療の未来を明るく照らしています。
株式会社yolidoliの公式サイトはこちら: https://yolidoli.com/
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