業界有識者が語る「5大フィットネストレンド2025」とは?
このセッションには、RIZAPグループ株式会社の鈴木隆之取締役、日本体育大学教授の岡田隆氏(バズーカ岡田)、株式会社LOIVE代表取締役社長の前川彩香氏、株式会社FiT取締役COOの小林幸平氏が登壇し、2025年のフィットネス業界の展望について深く掘り下げました。

1. 「低価格×手軽さ」で24時間ジムが再加速
2025年は24時間ジム市場の再拡大が特に顕著になりました。「ANYTIME FITNESS」が国内1,200店舗・会員100万人を突破するなど既存勢が堅調に伸びる一方で、「LifeFit」のような「低価格×手軽さ」を強みとする新ブランドが急成長を遂げています。これにより、新たな利用者層がフィットネスに参入し、市場の「民主化・コンビニ化」が進展。カジュアル層と本格派が共存する構造が定着しつつあります。
課題解決とビジネスチャンス:
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フィットネス参入障壁の低下: これまで高価格や手間の問題でフィットネスを敬遠していた層が、手軽に利用できるようになり、新規顧客獲得につながっています。
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運営効率化とコスト削減: chocoZAPのような無人店舗運営ノウハウは、人件費などの運用コストを大幅に削減し、生産性向上に貢献します。これにより、採算が取りづらいエリアへの出店も可能になり、市場の裾野を広げます。
スタートアップが学べること:
RIZAPグループの鈴木氏やFiTの小林氏の発言から、低価格ジムの成功は「安価でコンビニのように通えて楽しい」というコンセプトを追求し、フィットネスに通いにくい理由を解消した点にあります。単なるトレーニングだけでなく、セルフエステなどの付加価値提供も重要です。スタートアップは、既存の課題を独自の視点で解決し、新しい市場を創造するチャンスがあると言えるでしょう。
2. ピラティスがブームからカルチャーへ
ピラティス市場は2025年も勢いを保ち、大手ブランドのマシンピラティス出店は100店舗を超えました。青山商事やTSUTAYAなど異業種からの参入も相次ぎ、多様化が進んでいます。美容目的だけでなく、リハビリや姿勢改善など医療・教育分野への拡張が見られ、「整える」文化として根付きつつあります。
課題解決とビジネスチャンス:
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美容から医療・教育分野への拡張: ピラティスが持つリハビリ効果や姿勢改善効果が、医療機関や教育現場での活用を促し、市場の可能性を広げています。
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地方展開による市場拡大: LOIVEの前川氏が指摘するように、地方への出店加速が今後の成長の鍵となります。異業種参入は競争を激化させる一方で、市場全体の認知度と規模を拡大させるメリットがあります。
スタートアップが学べること:
ピラティスの成功は、比較的ハードルの低い運動で美容効果と健康効果を両立できる点にあります。スタートアップは、特定のニーズ(例:産後ケア、高齢者向け)に特化したプログラム開発や、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型サービスで差別化を図ることで、競争力を強化できるかもしれません。また、医療分野との連携は、専門性と信頼性を高める上で非常に有効です。
3. 筋トレが世代を超えて日常に
フィットネス参加率の上昇に伴い、筋トレが全年代に広がりを見せています。特に70代以上での参加率が約10倍に拡大し、「ボディメイク」から「ウェルネス」へと意識がシフトしています。筋トレは今や、健康維持のための習慣として定着しつつあります。
課題解決とビジネスチャンス:
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高齢者のQOL向上: RIZAPの鈴木氏が語るように、シニア層は「生活の質を上げること」を目的に筋トレに取り組んでいます。これにより、高齢者の健康寿命延伸に貢献し、社会保障費削減にも間接的に寄与する可能性があります。
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多様な年齢層へのアプローチ: 高校生からシニアまで、幅広い年代がそれぞれの目的で筋トレを楽しむようになり、ターゲット層が大きく拡大しています。これは、新たなプログラムや施設の開発につながる大きなメリットです。
スタートアップが学べること:
筋トレが「特別なもの」から「日常のもの」へと変化したことで、多様なニーズが生まれています。スタートアップは、例えば「家族で楽しめる筋トレプログラム」や「地域コミュニティと連携した高齢者向け筋トレ教室」など、特定の層に響くニッチなサービスを展開することで、競争の激しい市場でも独自のポジションを築けるでしょう。
4. 世界旋風が上陸 HYROX・ピックルボール
欧米発の新競技「HYROX」や「ピックルボール」が日本でも存在感を高めています。これらのスポーツは、単に「競う」だけでなく、世代や背景の異なる人々が「つながり」を楽しみながら一緒に参加できる「つながり型」のスポーツとして、新しい参加のあり方を生み出しています。
課題解決とビジネスチャンス:
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スポーツへの参加ハードルの低減: ピックルボールのように経験がなくても楽しめる競技は、これまでスポーツに縁がなかった人々も気軽に始められる機会を提供し、市場全体の活性化につながります。
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コミュニティ形成と顧客エンゲージメントの強化: 共同で何かを成し遂げる喜びや一体感は、顧客の継続的な参加を促し、LTV(顧客生涯価値)の向上に貢献するでしょう。
スタートアップが学べること:
日本体育大学の岡田氏が指摘するように、人間は他者と協力し、一体感や達成感に幸福を見いだすものです。スタートアップは、このような「つながり」を重視した新しいスポーツ体験やイベントを企画することで、既存のフィットネスとは異なる価値を提供できます。これにより、顧客満足度を高め、口コミによる自然な集客効果も期待できます。
5. フィットネスが街と教育を拓く
異業種・自治体・学校との連携が広がり、フィットネスが社会の基盤へと接続され始めています。鉄道会社や大手企業との協業、大手総合型スポーツクラブによる地域部活動の受託など、新しい共創モデルが生まれています。
課題解決とビジネスチャンス:
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地域社会への貢献と事業拡大: 自治体や学校との連携は、地域住民の健康増進に貢献するだけでなく、新たな事業領域の開拓やブランドイメージ向上につながります。
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少子高齢化社会への対応: 部活動の地域移行は、フィットネス業界にとって教育分野での大きなチャンスです。若い世代が運動に触れる場を提供することは、将来的な業界全体の発展に不可欠です。
スタートアップが学べること:
FiTの小林氏が語るように、大企業の参画は業界全体の注目度を高め、利用者の利便性向上につながります。スタートアップは、自社の強みを活かし、異業種や公共機関との協業モデルを積極的に模索すべきです。例えば、無人店舗運営ノウハウを持つ企業であれば、人材不足に悩む地方自治体の部活動支援に貢献するなど、社会課題解決とビジネスを両立できる可能性があります。
hacomonoが提供するソリューションと導入メリット・デメリット
これらのトレンドを背景に、フィットネス施設の運営には効率化と顧客体験の向上が不可欠です。hacomonoが提供するオールインワン・マネジメントシステムは、まさにその課題を解決する強力なツールとなります。

導入メリット
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生産性向上とコスト削減: 予約・決済、入会手続きのオンライン完結により、店舗での事務手続きや支払い手続きの煩わしさを大幅に削減。月謝の引き落としや未払い徴収の自動化により、スタッフの業務負担が軽減され、人件費などの運用コスト削減に貢献します。
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顧客体験の向上: 顧客は自身のPCやスマートフォンから24時間いつでも手続きが完了できるため、利便性が向上し、顧客満足度が高まります。
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競争力強化: 効率的な運営と質の高い顧客サービスは、競合他社との差別化につながり、競争力を強化します。
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データに基づいた経営: システムを通じて収集される顧客データや利用状況は、マーケティング戦略の立案やサービス改善に活用でき、より効果的な経営判断を支援します。
導入における考慮点(デメリット)
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初期導入コスト: 新しいシステムを導入する際には、初期費用が発生します。ただし、長期的な視点で見れば、運用コストの削減や顧客獲得による収益増で十分に回収できる可能性が高いです。
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スタッフの慣れ: 新しいシステムへの移行には、スタッフのトレーニングと慣れるまでの期間が必要です。しかし、hacomonoのような直感的なUI/UXを持つシステムであれば、この負担は最小限に抑えられるでしょう。
まとめ:フィットネス業界の未来は、あなたの手の中に
2025年のフィットネス業界は、「低価格×手軽さ」「ピラティスの文化化」「筋トレの日常化」「新スポーツによるつながり」「街と教育との連携」という5つの大きなトレンドによって、さらなる進化を遂げようとしています。これらのトレンドは、フィットネス事業者が直面する「新規顧客獲得」「運営効率化」「差別化」といった課題に対する具体的な解決策を示しています。
特にスタートアップ企業にとっては、市場の隙間を見つけ、独自の価値を提供することで、大きな成長を遂げるチャンスが到来しています。hacomonoのような先進的なマネジメントシステムを導入することは、生産性向上、コスト削減、そして何よりも顧客体験の向上を通じて、あなたのビジネスの競争力を高める強力な一歩となるでしょう。
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