フードロス削減と地域活性化を両立!モスバーガーの挑戦
「もったいない」を「おいしい」に変える。そんな素敵な取り組みが、モスバーガーを展開するモスフードサービスから発表されました。2025年12月18日より、熊本県八代市のふるさと納税返礼品として、世界一大きい柑橘「晩白柚(ばんぺいゆ)」の規格外品を使用した「くまモンのシャーベット 世界一大きい柑橘(ザボン類)熊本県産晩白柚(ばんぺいゆ)使用」の提供が開始されます。
このプロジェクトは、社内公募による新規事業コンテスト「Challenging 01」から誕生しました。フードロス問題の解決と地域経済への貢献を目指す、モスフードサービスの新たな挑戦に注目が集まっています。
規格外品に新たな価値を!晩白柚シャーベットの魅力
晩白柚とは?
晩白柚は、その名の通り「世界一大きい柑橘」として知られ、1玉が2kgを超えることもある巨大な果物です。国内生産量の約9割を熊本県八代市が占めており、分厚い皮に包まれた果肉はサクサクとした食感。上品な甘みと爽やかな苦味が特徴で、食べるだけでなく、香りを楽しむために部屋に飾ったり湯船に浮かべたりと、冬の贈答品としても高い人気を誇ります。
フードロス問題への貢献
このシャーベットに使用されているのは、味や風味には全く問題がないものの、傷や色づきの関係で贈答用にはできない「規格外品」の晩白柚です。さらに、果肉だけでなく皮やワタの部分も全て使用することで、捨てる部分を限りなく減らし、晩白柚本来の豊かな味わいを凝縮しています。これは、フードロス削減という社会課題に対し、企業が具体的な解決策を提示した好事例と言えるでしょう。

商品概要と入手方法
「くまモンのシャーベット 世界一大きい柑橘(ザボン類) 熊本県産晩白柚(ばんぺいゆ)使用」は、1個100ml×6個入りで、寄付金額14,000円のふるさと納税返礼品として提供されます。
また、ふるさと納税以外にも、モス公式オンラインショップ「~Life with MOS~」にて、3,240円(1個100ml×6個入り/消費税込み、送料別)で販売されます。
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ふるさと納税での申込方法
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申込開始:2025年12月18日(木)以降
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発送:2026年1月以降順次
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申込先:八代市の公式HP
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オンラインショップでの販売
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販売開始日:2025年12月18日(木)10:00~
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モスバーガー「Challenging 01」が示す可能性:社内イノベーションとスタートアップへの示唆
「Challenging 01」とは
この晩白柚シャーベットのプロジェクトは、モスフードサービスが2021年4月に導入した新規事業社内公募コンテスト「Challenging 01」から生まれました。創業以来大切にしてきたアントレプレナーシップ(起業家精神)を育むこの制度は、「食を通じて、世界中の人を幸せにすること」というモスフードサービスの使命を実践する場となっています。
導入を検討している人へのヒント:企業内起業のメリット
スタートアップを検討している方々にとって、大企業におけるこのような社内公募制度は、貴重な学びの機会を提供します。武藏圭祐プロジェクトリーダーが語る企画意図には、多くのヒントが隠されています。
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課題解決への視点: 日本各地には、規格に合わないという理由で廃棄される食材が数多く存在します。これを「もったいない」と捉え、エシカル消費のニーズとマッチングさせるという視点は、新たなビジネスチャンスを見出す上で非常に重要です。
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既存リソースの活用: 大企業のリソース(ブランド力、サプライチェーンのノウハウ、顧客基盤)を活用できるため、ゼロから事業を立ち上げるよりもリスクを抑え、迅速な展開が可能です。
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地域との連携: ふるさと納税制度を活用することで、地域の方々との繋がりを深め、単なる商品提供に留まらない、より深い地域共創モデルを築いています。これは、生産性向上だけでなく、地域経済の活性化にも繋がります。
このような取り組みは、新たな事業を立ち上げる際のコスト削減や、競争力強化、そして企業イメージの向上にも大きく寄与します。特に、フードロス削減はSDGs目標達成にも貢献し、現代社会が求めるエシカル消費の需要に応えることで、企業の持続可能性を高めるでしょう。
その他の地域共創事例:広がる持続可能な取り組み
モスフードサービスは、晩白柚シャーベット以外にも、全国の地域と連携したふるさと納税返礼品を提供しています。これらの事例からも、フードロス削減や地域資源の有効活用への強い意志が見て取れます。
熊本県八代市:規格外トマトのスパイシーチキンカレー

モスバーガー店舗では使用できない規格外トマト(熟れすぎやサイズが小さいもの)を活用したチキンカレーです。トマトの風味豊かさと9種類のスパイスが特徴で、こちらも八代市のふるさと納税返礼品となっています。
- 申込先:八代市の公式HP
長野県松川町:間伐材を使用したオリジナルグッズ

未利用間伐材の桜の木から作られたIDケースや、モスフードサービスのコーポレートキャラクター「リルモス」のピンバッジなども提供されています。ストラップには害獣駆除された鹿の皮を使用するなど、森の資源を余すことなく活用する工夫が凝らされています。

- 申込先:松川町の公式HP
まとめ:持続可能な未来へ、企業が果たす役割
モスフードサービスの今回の取り組みは、単なる新商品開発に留まらず、フードロス削減、地域活性化、そして社内イノベーションの促進という多角的な側面を持っています。
導入を検討する企業やスタートアップにとって、この事例は「社会課題の解決」が「新たなビジネスチャンス」に繋がり、「企業の持続的な成長」をもたらすという、明確な成功事例と言えるでしょう。規格外品という「デメリット」を「魅力的な商品」という「メリット」に変える発想は、これからのビジネスにおいて非常に重要です。
モスフードサービスは、これからも「おいしさ、安全、健康」を追求し、日本の食文化を大切にしながら、食を通じて世界中の人々を幸せにするという使命を実践していくことでしょう。このような企業努力が、より良い社会の実現に繋がることを期待します。
