私たちの生活に不可欠な「半導体」が、今なぜ注目されているのか?
スマートフォンや自動車の生産停止、AIの急激な発展によるデータセンターの電力消費問題など、近年、半導体は私たちの生活や産業に大きな影響を与えてきました。しかし、これらの課題を解決し、未来を切り拓く鍵もまた、半導体の中にあります。
世界半導体市場は2026年には約1兆ドル規模に到達する見込みで、日本政府も半導体を国家戦略の要と位置づけ、研究開発費の最大40%を法人税から控除できる減税案を要望するなど、積極的な支援を進めています。この動きは、日本の技術が国際競争力を高め、世界のサプライチェーンを支える存在として不可欠であることを示しています。
半導体が解決する具体的な課題と、もたらされるメリット
半導体技術の進化は、私たちが直面する様々な課題を解決し、大きなメリットをもたらします。
データセンターの電力消費問題の解決
AIやEVの普及により、データセンターの電力負荷は急増しています。高性能な半導体は、この電力消費を大幅に削減し、持続可能なITインフラの構築に貢献します。これにより、企業の運用コスト削減や、環境負荷低減による企業イメージ向上といったメリットが期待できます。
EVの充電時間短縮と航続距離延長
電気自動車(EV)の普及には、充電時間の短縮と航続距離の延長が不可欠です。「パワー半導体」は電力効率を飛躍的に改善し、充電時間を約30%短縮した事例もあるほどです。これは、EVの利便性を高め、消費者にとっての魅力を増すだけでなく、自動車メーカーにとっては競争力強化に直結します。
半導体性能を最大限に引き出す「後工程技術」
半導体チップは製造の「後工程」でその性能が大きく左右されます。熱を効率よく逃がす技術や、チップを組み立てるパッケージング技術は、半導体の性能を最大限に引き出し、製品の品質と信頼性を向上させます。日本企業が強みを持つこの分野は、海外メーカーからも高く評価されており、生産性向上や歩留まり改善によるコスト削減に貢献します。
最先端技術が集結!「第40回 ネプコン ジャパン」の見どころ
これらの革新的な半導体技術の最前線を体感できるのが、東京ビッグサイトで2026年1月21日(水)から23日(金)まで開催される「第40回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展-」です。

【注目展示会1】パワーデバイス&モジュール EXPO
GX・AI・EV時代を支える電力制御技術が一堂に集結します。データセンターの電力消費削減、EV充電の高速化、再生可能エネルギーの送電網強化など、社会課題を解決する最新技術が紹介されます。
<出展企業 一部抜粋>
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三菱電機 (株):創電・送電・蓄電・電力消費時の最適制御を追求し、電力供給安定化に必要な技術で世界的に高評価を得ています。

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富士電機 (株):高性能・高品質なパワー半導体を提供し、産業・社会の省エネ化に貢献しています。

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インフィニオン テクノロジーズ ジャパン (株):パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーとして、脱炭素化とデジタル化を推進しています。

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東芝デバイス&ストレージ (株):300mmシリコンウエハーでのパワー半導体生産を開始し、生産能力増強に取り組んでいます。
【注目展示会2】半導体・センサ パッケージング展 -半導体後工程の専門展(通称:ISP)-
半導体の性能を決定づける「最後の後工程」が進化する専門展です。世界初・日本初の装置や技術が多数出展され、半導体の性能を最大限に引き出す技術が集結します。
<出展企業 一部抜粋>
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ケーエルエー・テンコール (株):半導体向け検査・計測装置や製造ソリューションを提供し、品質向上と歩留まり改善で業界の革新を牽引しています。

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(株) カイジョー:超音波応用技術をコアに、接合・洗浄・計測の各分野で製品を開発。最新3機種を実機展示します。

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上村工業 (株):めっき技術のリーディングカンパニーとして、半導体パッケージの高密度・高集積化を支えるめっき薬品・設備ラインアップを展示します。

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東レ (株):素材・装置・分析で半導体製造を革新。研磨材・ワイピング材や水処理膜など、先端材料を展示します。

スタートアップ企業が学ぶべきこと:競争力強化とビジネスチャンス
半導体産業は、まさに今、大きな変革期を迎えています。この波に乗ることは、スタートアップ企業にとって大きなビジネスチャンスとなり得ます。
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政府の投資促進策の活用: 半導体分野への最大40%の減税案など、政府の支援策は研究開発を加速させる絶好の機会です。自社の技術がどのように半導体関連分野に貢献できるか、具体的に検討してみましょう。
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日本の強みへの注目: パワー半導体や後工程技術といった分野で日本が世界的に高い評価を得ていることは、グローバル市場での競争優位性を築く上で重要なヒントになります。これらのニッチだが不可欠な技術に焦点を当てることで、新たな市場を開拓できるかもしれません。
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展示会でのネットワーキングと最新トレンドの把握: 「ネプコン ジャパン」のような大規模展示会は、業界の最新動向を肌で感じ、潜在的なパートナーや顧客と出会う貴重な場です。技術導入の成功事例や、市場のニーズを直接把握することで、自社の製品開発やサービス改善に繋がる知見を得られるでしょう。
まとめ:未来を創る半導体技術、その最前線へ
半導体は、GX、AI、EVといった未来の産業を支える基盤であり、私たちの生活をより豊かに、より持続可能にするためのキーデバイスです。この巨大な市場で成功を収めるためには、最新の技術トレンドを理解し、適切なパートナーシップを築くことが不可欠です。
「第40回 ネプコン ジャパン」は、そのための最高の舞台となるでしょう。ぜひこの機会に、未来を創る半導体技術の最前線に触れてみませんか?

開催概要
- 展示会名: 第40回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展-
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会期: 2026年1月21日(水) – 23日(金) 10:00 – 17:00
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会場: 東京ビッグサイト
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主催: RX Japan合同会社
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