長年の課題に光:毛髪ダメージの「不可能」を「可能」に
髪の美しさと強さを追求し続けてきたラサーナは、1979年のブランド誕生以来、「自然の恵み」と「科学の力」を融合させた商品開発を進めてきました。その中で、毛髪強度や櫛通り、キューティクル状態など多角的な評価を重ね、髪の悩みに寄り添う研究を続けています。
これまで、パーマや紫外線などによって切断された毛髪内部のシスチン結合は、修復が極めて困難であるとされてきました。この「修復困難」という壁が、ヘアケア業界における長年の課題だったのです。しかし、今回の発表は、この壁を打ち破る可能性を示しています。


新成分「ジマレイン酸プロピレンジアンモニウム」がもたらす変化
最新の研究で注目されたのが、架橋剤「ジマレイン酸プロピレンジアンモニウム」(※3)です。この成分がダメージを受けた毛髪内部に深く浸透し、切断されたシスチン結合を再架橋できることが明らかになりました。さらに、一般的なシャンプー成分で洗浄した後も髪内部に留まることが確認されており、その効果の持続性にも期待が寄せられます。
株式会社ヤマサキとクローダジャパン株式会社の共同研究では、パーマ処理・紫外線照射・還元処理などによって低下した毛髪の破断強度が、この架橋剤の処理によって上昇することが実証されました。つまり、ダメージを受けた髪が、健康な髪と同じレベルまで強度を回復できる可能性があるということです。


(※3)本実験ではジマレイン酸プロピレンジアンモニウム1.0%水溶液を使用。
(※4)シャンプー成分として一般的に使用される界面活性剤の一種。本実験では3.0%の水溶液を使用。
この技術が解決する課題と未来のヘアケア
今回の技術は、私たち消費者はもちろん、美容業界全体に大きなメリットをもたらす可能性を秘めています。
あなたの髪の悩み、解決の日は近い?
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パサつき、ごわつき: ダメージによって失われた潤いや手触りが回復し、しっとりまとまる髪へ。
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枝毛、切れ毛: 髪の強度が向上することで、日常的な摩擦やスタイリングによるダメージに負けない健康な髪に。
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カラーやパーマの持ち: 髪内部が強化されることで、カラーの色持ちが良くなったり、パーマのウェーブが長持ちしたりする効果も期待できるでしょう。
「今の自分も未来の自分も好きになれる」――そんなヘアケアが、この技術によって現実のものとなるかもしれません。
美容業界にもたらされるビジネスチャンス
この革新的な技術は、美容室やヘアケア製品メーカーにとって、以下のようなビジネスメリットを提供すると考えられます。
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生産性向上: ダメージケア施術の効率化や、より効果的な新メニューの開発により、顧客一人あたりの施術時間を短縮しつつ、顧客満足度を向上させることが可能になるでしょう。
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競争力強化: 他社との差別化を図るための新たな付加価値を提供し、市場での優位性を確立する機会となります。
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コスト削減・外注費削減: 従来の複雑で高額なトリートメント工程を見直し、効率的かつ効果的なケアを提供することで、材料費や外注する技術への依存度を低減できるかもしれません。
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新しい市場の開拓: これまで修復不可能とされていた重度ダメージ毛向けの専門的な製品やサービスを提供することで、新たな顧客層を獲得できる可能性も秘めています。
スタートアップが学べること
この事例から、スタートアップ企業は、既存の課題に対し、諦めずに新しいアプローチで研究開発に取り組むことの重要性を学ぶことができます。一見「不可能」と思える分野でも、地道な研究と技術革新が、時に市場を大きく変えるブレークスルーを生み出すことを示しています。ニッチな分野であっても、真に顧客の悩みを解決する技術は、大きな競争優位性をもたらすでしょう。
ラサーナのヘアケアへのこだわり

「洗い流さないトリートメント」のパイオニアとして知られる『ラサーナ』ブランドは、1998年に主力商品「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス」を発売以来、累計販売本数2,500万本(※5)を突破。毛髪補修力とべたつかない使用感が幅広い世代に支持されています。今回の新技術も、ラサーナが長年培ってきた研究と技術開発の結晶と言えるでしょう。
(※5)ヘア エッセンス シリーズ通算売上本数(2024年11月末集計)
まとめ:あなたの髪が変わる日も近い?
毛髪内部のシスチン結合の再架橋という、これまで困難とされてきた技術の実証は、ヘアケアの未来を大きく変える可能性を秘めています。ダメージヘアに悩む多くの人々にとって、健康で美しい髪を取り戻す希望となるだけでなく、美容業界全体に新たな価値とビジネスチャンスをもたらすでしょう。ラサーナの今後の研究開発、そしてこの技術がどのように製品へと応用されていくのか、目が離せません。
ラサーナについて、さらに詳しく知りたい方は以下の公式サイトをご覧ください。
