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大企業とスタートアップの共創、成功への道筋を語る – 二村康太氏がイベント登壇

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スタートアップ

共創の壁:大企業とスタートアップ、それぞれの悩み

共創を試みる際、大企業とスタートアップはそれぞれ異なる悩みや課題を抱えています。これが、共創が形式的な協業に留まり、実質的な成果に結びつかない大きな要因となることがあります。

大企業が抱える課題

  • スピード感のミスマッチ: 大企業の意思決定プロセスはスタートアップに比べて時間がかかりがちです。これにより、スタートアップの持つ俊敏な動きと合致せず、プロジェクトの遅延や機会損失に繋がることがあります。

  • リスク許容度の違い: 安定を重視する大企業は、不確実性の高いスタートアップとの協業に対して慎重になりがちです。新しい挑戦への一歩が重くなることも少なくありません。

  • 既存事業との兼ね合い: 新規事業やイノベーションが既存事業と競合する可能性や、組織内の調整コストが課題となることもあります。

スタートアップが抱える課題

  • 複雑な組織構造: 大企業の複雑な組織構造や意思決定ルートは、スタートアップにとって理解しにくく、コミュニケーションの障壁となることがあります。

  • リソース不足と信頼構築の難しさ: 限られたリソースで事業を進めるスタートアップにとって、大企業との協業は大きなチャンスですが、大企業からの信頼を得るまでの道のりが長く感じられることもあります。

  • 文化の違い: スタートアップの柔軟で自由な文化と、大企業の伝統的な文化との間で摩擦が生じることもあります。

これらのギャップは、生産性向上や競争力強化を目指す共創において、乗り越えるべき重要な壁となります。外注費削減や新たな市場開拓といったメリットを最大限に享受するためには、これらの課題に正面から向き合う必要があります。

成功へのヒント:対話が紡ぐ実質的な共創

イベントでは、LiSHでのスタートアップ共創にも取り組む東洋製罐グループホールディングス株式会社 イノベーション推進室の竹内友里氏と、事業プロデューサーとして数々の案件に携わってきた二村康太氏が登壇し、セッション形式で講話を行いました。

「大企業とスタートアップの共創って?」をテーマに、それぞれの立場から共創におけるスタンスや課題について意見が交わされました。このセッションは、両者のギャップを浮き彫りにし、相互理解を深める貴重な機会となりました。

ワールドカフェでのディスカッション風景

ワールドカフェで探る共創の可能性

メインプログラムであるワールドカフェでは、参加者が少人数で対話し、一定時間ごとに席を替えながら多様な視点を掛け合わせる対話型ファシリテーション手法が用いられました。進行は以下の3つのラウンドに分けて実施されました。

  1. 「今挑戦していること・悩んでいること」
  2. 「その挑戦や悩みに対して、できることは何か」
  3. 「①②を掛け合わせて、どんな共創が生み出せるか」

このプロセスを通じて、参加者たちは自身の課題を共有し、他者の視点から新たな解決策や共創のアイデアを探りました。形式的な協業にとどまらず、実質的な共創を生み出すための具体的なヒントが、活発な議論の中から見出されていきました。

二村康太氏の登壇の様子

参加者の活発な議論

スタートアップが共創から学べること

今回のイベントは、スタートアップにとって多くの学びの機会を提供しました。

  • 大企業の視点と期待の理解: 大企業が共創に何を求めているのか、どのようなリスクを懸念しているのかを直接聞くことで、より効果的な提案やパートナーシップ構築のヒントを得られます。

  • コミュニケーション戦略の改善: 大企業の複雑な組織構造の中で、どのように自社の価値を伝え、意思決定を促すか、具体的なコミュニケーションのヒントが見つかったはずです。

  • 外部リソースの活用: LiSHのようなビジネス創造拠点や、So-cietyのようなコミュニティは、大企業との接点や知見を得るための貴重なプラットフォームです。これらの場を積極的に活用することで、共創のチャンスを広げることができます。

共創は、自社だけでは解決できない課題を乗り越え、新たな成長機会を掴むための強力な手段です。大企業との文化やスピード感のギャップを理解し、対話を通じて解消していく努力が、成功への鍵となります。

共創のメリット・デメリットと成功への道

共創を検討する上で、そのメリットとデメリットを理解することは非常に重要です。

メリット

  • 生産性向上と競争力強化: スタートアップの持つ革新的な技術やアイデアが大企業の事業に導入されることで、既存プロセスの効率化や新製品・サービスの開発が加速し、生産性向上と競争力強化に直結します。

  • コスト削減: 自社でゼロから開発するよりも、スタートアップの既存ソリューションを活用することで、開発コストや時間を大幅に削減できる可能性があります。これは外注費削減にも繋がります。

  • 新たな視点とイノベーション: 異なる文化や視点が融合することで、これまでになかった発想やイノベーションが生まれる土壌が形成されます。

  • 市場の変化への迅速な対応: スタートアップの俊敏性を活かすことで、市場のトレンドや顧客ニーズの変化に素早く対応できるようになります。

デメリット

  • 期待値のミスマッチ: 大企業とスタートアップの間で、成果に対する期待値やプロジェクトの進め方に関する認識のずれが生じることがあります。

  • 文化の違いによる摩擦: 組織文化や働き方の違いが、コミュニケーションの障壁となったり、プロジェクトの進行に影響を与えたりする可能性があります。

  • 意思決定の遅延: 大企業の意思決定プロセスがスタートアップのスピード感と合わず、プロジェクトが停滞することがあります。

共創を成功させるためには、これらのデメリットを事前に認識し、ギャップを埋めるための積極的な対話と柔軟な対応が不可欠です。形式的な協業に終わらず、お互いの強みを最大限に活かし、共通の目標に向かって協力し合う姿勢が求められます。

まとめ:対話から生まれる、未来の共創

「大企業とスタートアップ|なぜ共創は成功しないのか!?」という問いかけは、多くの企業が抱える共通の課題を浮き彫りにしました。しかし、今回のイベントを通じて、その解決の糸口は「対話」と「相互理解」にあることが示唆されたと言えるでしょう。

異なる背景を持つ企業同士が、オープンな場で本音を語り合い、互いの挑戦や悩みを共有し、できることを具体的に検討する。このような場こそが、表面的な協業を超え、真に価値ある実質的な共創を生み出す原動力となります。

共創は決して簡単な道のりではありませんが、生産性向上、コスト削減、競争力強化といった大きなメリットをもたらします。もし共創に悩んでいるのであれば、まずは対話の場に積極的に参加し、多様な視点に触れてみることから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、新たな一歩を踏み出す勇気とヒントが見つかるでしょう。


関連情報

二村康太氏

合同会社 経営のための創造社 代表執行役 二村康太氏

1978年愛知県名古屋市生まれ。立教大学卒業後、伝説的ストリート誌『BOON』WEB版の立ち上げスタッフとしてライター兼編集アシスタントとしてキャリアをスタート。2002年にサイバーエージェントに入社し、自社メディア部門で編集・制作業務に従事。退社後はフリーランスのWebデザイナーとして活動し、その後Webプロダクションの役員として10年間、経営とクリエイティブの両面を担いました。独立後は合同会社経営のための創造社や株式会社LAMMなど複数の企業を設立し、経営コンサルティング、デザイン業務、フォトスタジオ運営など多岐にわたる事業を展開しています。現在は、Podcast番組『日暮里ゼミナール』や『ケイソウシャ式レディオ』のメインパーソナリティとしても活動中です。

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金属・プラスチック・紙・ガラスなど、それぞれの素材が持つ特性を活かしたさまざまな容器をグローバルに提供する総合包装容器メーカーです。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業の5つの事業を有しています。

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