NSJAPANが直面した成長の壁と経営課題
NSJAPANは2023年の創業以来、中小・ベンチャー企業向けに営業研修や新規事業支援サービスを提供し、着実に実績を積み上げてきました。特に2025年7月にリリースされた新サービス『Sales Knowledge Lab』は、研修コンテンツとSaaSを融合した画期的なモデルで、多くの企業から注目を集めています。これにより、NSJAPANはまさに成長の第二ステージへと突入しました。
しかし、事業規模の拡大は、同時に経営管理の複雑化をもたらします。取引の増加、予算管理の高度化、そして「人間力」や「対話力」といったヒューマンスキルが再評価される「人的資本経営」の潮流の中で、組織力強化は避けて通れない課題でした。成長を続けるためには、財務管理、法務、労務といったバックオフィス業務の高度化と、それらを統括するプロフェッショナルな視点が不可欠となるのです。
多くのスタートアップが、事業の急成長に伴い、これらの管理体制の整備に後れを取りがちです。これが、後に成長の足かせとなるケースも少なくありません。NSJAPANもまた、このギャップを埋める必要性を感じていたことでしょう。
なぜ畔上氏が選ばれたのか?その実績と期待される解決策
NSJAPANが畔上淳氏を外部CFOとして迎えた理由は、その豊富な実績と専門性にあります。

畔上氏は、慶應義塾大学在学中に公認会計士に合格後、株式会社ファーストリテイリングやケンコーコム株式会社でCFOを歴任。特に注目すべきは、たこ焼きチェーン「銀だこ」を運営する株式会社ホットランドにおいて、経営管理本部長として数々のM&Aを主導し、2014年9月の東証マザーズ上場に大きく貢献した実績です。
このような上場企業での経験は、スタートアップ企業が目指す次のステージへの道を照らす羅針盤となるでしょう。畔上氏の参画により、NSJAPANは以下の領域で経営管理を強化します。
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資金調達戦略の立案: 最適な資金調達手段の検討と実行。
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財務データの分析・管理: 経営の「見える化」と意思決定の精度向上。
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税務対応・法務・労務: 管理部門全般にわたる体制強化とコンプライアンス徹底。
経験豊富な外部CFOを迎え入れることは、財務のプロ人材を柔軟に活用し、経営管理体制を強化する上で非常に効果的な手段です。これにより、経営陣は事業戦略の立案と実行に集中でき、生産性向上やコスト削減にも繋がることが期待されます。
畔上氏招聘でNSJAPANにもたらされる具体的なメリット
畔上氏の戦略顧問就任は、NSJAPANに多角的なメリットをもたらすことが期待されます。これは、導入を検討している多くのスタートアップ企業にとって、具体的な成功事例のヒントとなるでしょう。
1. 資本戦略の高度化と資金調達力の向上
畔上氏のリードにより、NSJAPANは中長期的な資本政策をより精緻に策定できるでしょう。株式発行や融資など、最適な資金調達手段の検討と実行を通じて、今後の成長に必要な資金を円滑に確保できるようになります。将来的な大型資金調達やIPOを視野に入れた準備が加速し、企業価値向上に直結する財務戦略の展開が期待されます。
2. ガバナンス強化とステークホルダーからの信頼向上
財務データに基づく経営の「見える化」と内部統制の整備が進むことで、企業財務の透明性・健全性が一層高まります。畔上氏は資金の使途や成果を客観的な根拠と共に説明するスキルを有しており、株主や投資家への説明責任を果たす体制が強化されます。これにより、ステークホルダーからの信頼性が向上し、NSJAPANの経営基盤が安定するとともに、次なる成長への支援を得やすくなるでしょう。これは競争力強化にも繋がります。
3. 非連続成長への対応力強化とコスト削減
経験豊富なCFOの参画により、M&Aや事業提携、新規事業投資といった非連続的な成長機会に対して、財務デューデリジェンスを含む適切な評価・意思決定プロセスを実行できる体制が構築されます。これにより、従来は難しかった大胆な成長戦略にも挑戦できる下地が整い、外注費削減や最適な投資判断によるコスト効率化も実現され、飛躍的な成長が期待されます。
スタートアップが学ぶべきこと:外部プロフェッショナルの活用術
NSJAPANの今回の決断は、成長フェーズにある他のスタートアップ企業にとって、多くの学びを提供します。
- 成長痛を先取りする経営管理の重要性: 事業が拡大する前に、財務・法務・労務といった経営管理体制を強化することが、持続的な成長には不可欠です。後回しにすると、予期せぬトラブルや成長の停滞を招きかねません。
- 外部プロフェッショナルの戦略的活用: 経験豊富な外部の専門家を顧問として迎え入れることで、社内に不足している知見やノウハウを迅速に補完できます。これは、採用コストや育成期間を考慮すると、非常に効率的かつ効果的な手段と言えるでしょう。
- 人的資本経営と財務戦略の連動: 従業員を「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出す人的資本経営は、強固な財務基盤と適切な管理体制があってこそ真価を発揮します。財務と人事・組織が一体となった戦略が、企業の競争力を高めます。
まとめ:NSJAPANの挑戦が描く未来
NSJAPANの代表取締役である内藤脩平氏は、「畔上氏という経験豊富なプロフェッショナルを迎え入れる決断は、NSJAPANが本格的に次の成長ステージに踏み出すための重要な一手」とコメントしています。また、畔上氏も「『営業を人の力で強くする』というビジョンに深く共感しており、これまで培ってきた財務戦略策定や組織体制構築の知見を余すところなく提供する所存です」と意気込みを語っています。
NSJAPANの挑戦は、まさに「営業を人の力で強くする」という理念を、経営管理の側面からも強化するものです。今回の戦略顧問招聘は、NSJAPANが人的資本を軸に据えつつも、従来の延長線上にとどまらない飛躍的成長を実現していくための強固な基盤となることでしょう。
今後、NSJAPANがどのようにこの新たな体制で成長を加速させ、クライアント企業や投資家、そして社会に貢献していくのか、その動向から目が離せません。
NSJAPANのサービスや企業情報については、以下の公式サイトをご覧ください。
- NSJAPAN公式サイト: https://ns-japan.com
今回の件でNSJAPANへの出資を行っている株式会社SC Capital Partnersの公式サイトも合わせてご確認ください。
- SC Capital Partners公式サイト: https://sccp-japan.com/
