なぜ今、若者のエンパワメントが重要なのか?
多くの若者が「社会とどう関われば良いかわからない」「自分の意見が通らない」といった悩みを抱えています。これは、地域社会の活性化や新しい価値創造の機会損失にも繋がります。フォーラムでは、このような課題に対し、韓国の具体的な事例を通じて、若者がいかにして市民意識を高め、社会参加を促進できるのか、そのヒントを探ります。
若者の積極的な社会参加は、新しいアイデアの創出、多様な視点の導入、そして地域社会の生産性向上に直結します。これは、NPO活動だけでなく、社会課題解決を目指すスタートアップにとっても、顧客エンゲージメントの深化や新しいビジネスモデルの発見に繋がるでしょう。
韓国の先進事例から学ぶ実践的なヒント
本フォーラムは2部構成で、多角的な視点から若者のエンパワメントを深掘りします。
第1部:基調講演「韓国の若者の社会参加、エンパワメントの事例から学ぶ」
韓国で若者の社会参加とエンパワメントに取り組む2人の活動家が登壇し、具体的な成功事例を共有します。これは、自身の活動に行き詰まりを感じている方や、これから若者支援を始めたいと考えている方にとって、まさに「導入事例」「成功事例」となるでしょう。
ヤン・ソヒ氏(「YOUNAN Movement」創設者)

「YOUNAN Movement」の創設者であるヤン・ソヒ氏は、若年層が日常的な市民活動を通じて民主的レジリエンスを構築する力を育む活動を推進しています。AI/テクノロジーと民主主義、包摂的な民主的イノベーションの交差点で活動し、国連やAPECなど主要な国際フォーラムで韓国代表として発言するほどの影響力を持っています。
彼女の取り組みは、若者の政治参加のための構造改革や社会的不平等の是正、デジタル・AI時代における民主主義の構築に重点を置いています。スタートアップが社会課題解決型ビジネスを考える上で、テクノロジーと民主主義を融合させる視点や、若者を巻き込む草の根運動のノウハウは、大きな学びとなるでしょう。
イ・ダヒョン氏(公州市青年センター センター長)

イ・ダヒョン氏は、公州市青年センターのセンター長として、自治体・大学・市民団体が協働する若者のエンパワメント事例を紹介します。人口減少や地方消滅といった課題が深まる中で、若者自身が地域で暮らし、関わり、挑戦していくための力を育むための多様なインフォーマル教育や参加型プログラムを企画・運営しています。
地域に根ざした若者支援の事例は、地方創生や地域活性化に関心のあるNPOやスタートアップにとって、具体的な事業展開のヒントとなるはずです。2026年には公州市が青年親和都市に指定される予定であり、「済民キャンパス」というコンセプトのもと、若者の活動と実験の場を運営する計画は、地域と若者の新しい関係性を築くモデルケースとなるでしょう。
第2部:2025年度活動の成果と課題~さらなる若者参加に向けて~
日韓みらい若者支援事業の2025年度の活動を振り返り、そこから得られた学びや、さらなる若者参加に向けた課題を議論します。活動の企画者や参加者、日韓関係団体の関係者が一堂に会し、会場参加者も交えて活発な意見交換が行われます。これにより、過去の活動から得られた「成功事例」だけでなく、「導入後の課題」や「改善点」についても深く掘り下げることができ、より実践的な学びを得られるでしょう。
参加することで得られるメリット・デメリット
メリット
- 韓国の先進事例から具体的な学び: 「YOUNAN Movement」や「公州市青年センター」の具体的な取り組みを知ることで、自身の活動や事業に活かせる実践的なヒントが得られます。
- 多様な参加者とのネットワーキング: 日韓関係や若者支援に関心を持つ多様な背景を持つ人々、NPO関係者、学生、社会人、そしてスタートアップ関係者との交流を通じて、新たな連携や協力の可能性が生まれるかもしれません。
- 社会課題解決への新たな視点: 若者のエンパワメントが社会全体の生産性向上や競争力強化にどう繋がるか、多角的な視点から理解を深めることができます。
- 無料かつ参加しやすい形式: 参加費は無料で、対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催なので、場所を選ばずに参加できます。日本語と韓国語の通訳も用意されており、言語の壁も心配ありません。
デメリット
具体的な「失敗事例」の共有はプレスリリースには明記されていませんが、一般的に、他国の成功事例を自国にそのまま適用することは難しい場合があります。文化や社会背景の違いを考慮し、いかに自らの環境に合わせてローカライズしていくか、という視点を持って参加することが重要です。また、限られた時間内での議論となるため、個別の深い課題解決に直結するわけではないかもしれません。しかし、その後のネットワーキングを通じて、さらなる深掘りの機会を得ることは十分に可能です。
「日韓みらい若者支援事業」が目指す未来
本フォーラムは、「日韓みらい若者支援事業」の一環として開催されます。この事業は、日本と韓国、そして朝鮮の若者たちが共に日韓・日朝の歴史を学び、共通の歴史観を育むことで、創造的で新しい関係を築いていくことを目指しています。歴史認識や社会問題をめぐる行き違いが存在する中、若者同士が交流を深めることは、排外主義が強まる現代において特に重要です。
この事業は、認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)とNPO法人AsiaCommons 亜洲市民之道(アジアコモンズ)が共催しており、多文化共生社会の実現に向けた社会貢献活動を積極的に行っています。
通訳者プロフィール

イ・イェスル氏が日本語と韓国語の通訳を担当します。社会連帯経済、気候・環境、教育の分野で活動し、市民一人ひとりが社会課題に関わるための学びと実践の場づくりに取り組んでいます。彼女の専門知識は、フォーラムの議論をより深く、多角的に進める上で大きな助けとなるでしょう。
開催概要と申し込み方法
若者のエンパワメント、日韓交流、そして社会貢献に関心のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。特に、NPOやスタートアップで社会課題解決に取り組む方々にとっては、新たな視点や協業のヒントを得られる絶好の機会となるはずです。
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開催日時: 2026年1月31日(土)13:30〜16:30
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開催形式: 対面(国立オリンピック記念青少年総合センター会議室)およびオンライン(Zoom)
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対面会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター(センター棟403会議室)
〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1 -
テーマ: 若者参加とエンパワメント~韓国の事例から学ぶ~
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参加費: 無料
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対象: 日韓関係、歴史、若者の社会参加の推進に関心のある方、一般市民、中高生、大学生、大学院生、20~30代の社会人
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定員: 対面会場65名、オンライン定員なし
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申込締切: 2026年1月30日(金)17:00
お申し込みはこちらから可能です。
https://www.acc21.org/japan-korea-forum-2025-01-registration/
主催団体
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認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
https://www.acc21.org/ -
NPO法人AsiaCommons 亜洲市民之道(アジアコモンズ)
https://asiacom.exblog.jp/
まとめ:未来を拓く若者の力を引き出そう
若者のエンパワメントは、単に個人の成長に留まらず、社会全体の生産性向上、コスト削減(例えば、社会問題が未然に防がれることによる社会保障費の抑制)、そして国際競争力強化に繋がる重要な要素です。このフォーラムは、若者が自らの声を発し、行動を起こすための具体的な方法を学び、互いに繋がりを深めるための貴重な場となるでしょう。
韓国の先進事例から学び、日韓の若者が共に未来を創造していくきっかけを掴むために、ぜひこのフォーラムにご参加ください。あなたの参加が、きっと新しい社会の扉を開く一歩となるはずです。
