平成の池袋:約半数が「治安が悪い」と感じた時代
平成期、池袋に対して「治安が悪い」という印象を抱いていた人は全体の47.8%と、約半数にのぼりました。このイメージは、ニュースでの事件報道(38.4%)や、実際に街を訪れた際の印象(24.6%)によって強く形成されていたことが調査から分かります。さらに、ドラマやアニメ、映画といった作品の舞台設定(19.2%)や、カラーギャングの台頭(14.0%)といった要素も、ネガティブなイメージを定着させる一因となっていました。当時の池袋は、多様な情報源から「治安の懸念がある街」として認識されていたのです。


令和の池袋:ネガティブイメージが後退し「普通~良い」が約6割に
時代が令和に移り、池袋の治安イメージは大きく改善傾向にあります。現在の池袋に対して「治安が悪い」と感じる人は35.8%に減少し、「普通~良い」と評価する人が約6割を占める結果となりました。この変化の背景には、情報収集源の多様化があります。

令和においてもニュース報道や実体験は主要な情報源ですが、SNSで見かけた話題(14.3%)が家族・友人の口コミ(12.2%)を上回る結果となり、情報のリアルタイム性がイメージ形成に与える影響が強まっていることが伺えます。また、「最近の再開発情報・変化を見聞きして印象が変わった」(12.7%)という回答も上位にランクインしており、街の変化そのものがポジティブなイメージを後押ししていると考えられます。

治安改善を実感する声:再開発がもたらす安心感
数年前と比較して池袋の治安が「良くなった」と感じる人は約3割(27.0%)に達しています。この改善実感の理由として最も多く挙げられたのは、「再開発が進み、街全体がきれいになった」(54.3%)でした。駅周辺の整備(33.7%)や公共空間の充実(23.9%)も、安心感につながっています。

防犯対策の強化も、治安改善の大きな要因です。「街灯・監視カメラなど防犯設備が増えた」(21.4%)、「客引き・スカウトなどの迷惑行為が減った」(19.8%)、「警察や警備員の巡回をよく見かけるようになった」(15.2%)といった具体的な変化が、住民や訪問者の安心感を高めていることが伺えます。これらの取り組みは、治安維持にかかる外注費削減にも寄与し、街全体の生産性向上にもつながっていると言えるでしょう。

西口再開発の認知と街の進化
池袋西口の再開発については、約6割(55.6%)が認知しており、開発内容を詳しく知っている人も12.8%いました。再開発によって最も印象が変わった点として、「西口がきれいになり、全体的に明るくなった」(40.0%)が挙げられています。また、「治安がよくなり、安心できるようになった」(20.8%)や「駅周辺に人が増えて、にぎやかで活気が出てきた」(19.2%)といった声も多く、街の景観改善と人の流れの変化が、活気と安心感の向上に貢献しています。

さらに、「外国人や観光客も見かけるようになり、国際的になった」(17.4%)、「『ダサい・古い』イメージが薄れ、洗練された印象になった」(13.2%)といった意見もあり、池袋西口が新たな都市像へと進化している様子がうかがえます。これは、多様な人々を惹きつけ、地域の競争力強化にも繋がるでしょう。

「住みたい街」としての池袋:利便性と残る課題
池袋に「住みたい」と回答した人は全体の32.7%と約3割でした。住みたい理由のトップは「駅周辺に商業施設が多く、買い物や外食が便利」(49.0%)で、次いで「電車の路線が充実していて、通勤・通学に便利」(38.8%)、「病院・行政施設・銀行など生活インフラが整っている」(23.8%)と、高い利便性が評価されています。これは、日々の生活における生産性向上やストレス軽減に直結する大きなメリットと言えるでしょう。

一方で、「住みたいと思わない」理由としては、「治安が悪いイメージがある」(27.6%)、「家賃が高そう/コスパが悪そう」(27.2%)、「駅前や繁華街が雑多で騒がしい」(24.3%)が上位に挙がりました。利便性の高さと引き換えに、依然として治安への懸念や家賃相場、繁華街特有の騒がしさが居住意向のハードルとなっていることが分かります。

まとめ:進化する池袋と住まい選びの未来
今回の調査から、池袋の治安イメージは平成から令和にかけて着実に改善傾向にあることが明らかになりました。大規模な再開発は街の景観を美しくし、防犯対策も強化され、多くの人が安心感を抱き始めています。しかし、過去のイメージが完全に払拭されたわけではなく、居住を検討する際には利便性と治安、そして家賃のバランスを多角的に見極めることが重要です。
スタートアップ企業にとっても、池袋の再開発は新たなビジネスチャンスを生み出す可能性があります。都市機能の向上や多様な層の流入は、新しいサービスや製品の需要を喚起し、地域経済の活性化に貢献するでしょう。また、交通の利便性が高い池袋は、従業員の通勤コスト削減や生産性向上にも繋がり、優秀な人材確保にも有利に働くかもしれません。
池袋は今、まさに変革期を迎えています。この変化を肌で感じ、自身のライフスタイルやビジネスに合うかどうかを検討することで、きっと新しい発見があるはずです。ぜひ一度、進化し続ける池袋の街を訪れてみてはいかがでしょうか。
調査概要
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調査期間: 2025年10月20日~10月23日
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調査方法: インターネット調査
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調査対象: 東京都・埼玉県に在住の18~45歳男女
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有効回答数: 900名
関連リンク
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