世界基準を肌で感じる貴重な機会
今大会最大の注目は、モンゴルから参戦するSodnompiljee Enkhbayar選手です。彼は東京2020パラリンピック107Kg超級の金メダリストであり、リオ2016では銅メダル、パリ2024では銀メダルを獲得した世界トップクラスの選手です。245kgもの重量を挙げる彼のパワフルな試技は、観る者に大きな感動を与えるでしょう。

日本人選手にとって、この国際大会は「世界基準」を肌で感じ、自身の「記録」「試技精度」「試合の緊張感」を高める貴重な機会となります。世界の強豪と直接対峙することで、自身のパフォーマンスを最大限に引き出し、さらなる成長へと繋げることが期待されます。
アスリートたちの夢、国際大会への分岐点
本大会は、日本人選手にとって名古屋2026アジアパラ競技大会、そして2028年ロサンゼルス・パラリンピックへと続く重要な分岐点です。アスリートたちは、それぞれの目標に向かって、この大会に全てを賭けて挑みます。

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名古屋2026アジアパラ競技大会に向けて:
男子9位、女子7位以内の出場枠を巡り、1kg単位の熾烈なランキング争いが繰り広げられます。わずかな差が、未来を大きく左右する一戦となるでしょう。 -
2028年ロサンゼルス・パラリンピックに向けて:
ロスパラリンピック出場への第一歩として、来年4月にタイで開催される「アジア・オセアニア選手権大会」への日本代表権獲得が懸かっています。この大会で標準記録を突破することが、夢への扉を開く鍵となります。
ロスパラリンピックへの道のりについて、さらに詳しい情報は以下のリンクから確認できます。
ロスパラリンピックへの道のり
アジア・オセアニア選手権大会(4月・タイ)の詳細はこちらをご覧ください。
アジア・オセアニア選手権大会
注目選手たちの熱い挑戦
今大会には、上記2つの国際大会に向けて勝負をかける日本人選手たちが多数出場します。彼らの挑戦は、私たちに勇気と感動を与えてくれることでしょう。
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男子59Kg級 光瀬智洋選手(エグゼクティブプロテクション)

光瀬選手は、自身が持つ日本新記録157Kgを今大会で成功させ、ロスパラリンピックへの夢を繋げたいと語ります。ここ2年記録更新ができていないという課題を抱えながらも、先日行ったイベントでの150Kg挙上デモンストレーションでは、観衆の声援を力に変えて成功させました。彼の「パラリンピックで日本人初のメダリスト」という夢の実現に向けた、応援を力に変える覚悟に注目です。

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男子80Kg級 日野雄貴選手(シンプレクス・ホールディングス)

自己ベスト172Kgを持つ日野選手は、目標とする180Kgの記録樹立に挑みます。力はあるものの、試技の精度が課題で、過去2大会連続で記録として認められていません。10月の世界選手権後からフォーム研究に注力しており、今大会での180Kg成功にかける「次はない」という覚悟が、彼のパフォーマンスをきっと後押しするでしょう。

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女子61Kg級 桐生寛子選手
自己ベストであり日本新記録の78Kgを持つ桐生選手は、未だ挑戦したことのない81Kgの記録達成を目指します。練習での確かな手応えを本番での成功に変え、「目標記録の81Kgまで、あと3kg。その壁を、この全日本で越えたい」と力強く語っています。彼女の挑戦が、新たな日本記録を生み出すかもしれません。

観るだけじゃない!「応援のブーメラン効果」で元気をチャージ
本大会は、単に競技を観戦するだけでなく、観客も一体となって楽しめる工夫が満載です。
ステージにはベンチ台が一つだけ設置され、敵味方なく、会場全員のエールが一人の選手に集中します。この一体感は、脳科学でいう「応援のブーメラン効果(人を応援すると自分も元気になる現象)」を体感できる貴重な機会です。選手にパワーを送りながら、私たち自身も明日への活力を持ち帰ることができるでしょう。心と体が熱くなる観戦体験を、ぜひ会場で味わってください。
試合の合間も楽しい!パラスポーツ体験&健康・美容ブース
試合の合間には、P.UNITEDによるパラスポーツ体験コーナーが設置されます。パラ・パワーリフティングを含む8つのパラスポーツに挑戦できるこのコーナーは、普段なかなか触れる機会のないパラスポーツの魅力を身近に感じさせてくれます。また、リカバリーウェアや機器の体験、遺伝子検査キットの紹介など、健康や美容に関心の高い方にも楽しめるブースも出展予定です。
日本工学院八王子専門学校とのコラボレーションに見る「共創の力」
この大会は、日本工学院八王子専門学校との8年目となる大会運営コラボレーションによって支えられています。これは、イベント運営における「生産性向上」や「外注費削減」の好事例であり、スタートアップ企業やイベント企画者が学ぶべき「共創の力」が詰まっています。
スタートアップが学べること
- 創造的なリソース活用によるコスト削減:
専門学校の学生たちがメインビジュアル、テーマ曲、大会盛り上げ映像、判定ランプ、選手サポート、アプリ開発など、多岐にわたる分野で力を発揮しています。これにより、外部への高額な発注費用を抑えつつ、学生の新鮮な発想と高い技術力で、高品質な成果物を生み出しています。これは、限られたリソースで最大限の成果を出したいスタートアップにとって、非常に参考になる「コスト削減」と「生産性向上」のヒントとなるでしょう。 - 未来のタレント育成とコミュニティ形成:
学生たちは実践的な経験を積むことができ、将来の業界を担う人材の育成に貢献しています。また、このようなコラボレーションは、大会と地域社会、そして未来を担う若者たちとの間に強固なコミュニティを築き、イベントの持続的な発展を支えます。 - イノベーションの創出:
例えば、テクノロジーカレッジが作成する「失敗の理由の色を視覚的にわかりやすく表現する」判定ランプは、常に改良が重ねられ、ユーザー(選手や観客)にとってより良い体験を提供しようとする姿勢が見られます。ITカレッジが開発するアプリも、毎年バージョンアップを図り、競技普及に貢献しています。これは、常に改善と革新を追求するスタートアップの精神そのものです。

メインビジュアルはデザイン科イラストレーション専攻2年生の夛田 虎留さんの作品が採用され、メインテーマ曲「Oldest reach」はミュージックカレッジの金城 李一さんが作曲しました。学生たちの才能が大会を鮮やかに彩っています。
まとめ:未来へ繋がるパラ・パワーリフティングの祭典
「第26回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」は、単なる競技会に留まらない、多くの魅力と可能性を秘めたイベントです。世界トップアスリートのパフォーマンス、日本人選手たちの夢をかけた挑戦、そして観客が一体となって応援する喜び、さらには未来を担う学生たちとの共創による運営。これら全てが融合し、訪れる人々に感動と活力を与えることでしょう。ぜひ会場に足を運び、この熱い祭典を体験してください。
大会の詳細は以下のリンクから確認できます。
大会情報
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